どれだけ子どもを大切に思っていても、子どもが言うことを聞かなかったり、身勝手に振る舞ったりしていると、イライラしてしまうこともあるでしょう。
今回は育児にイライラしてしまう原因やイライラの解消法、イライラしないコツについてまとめてみました。
育児中の方や育児にイライラしている方はぜひ参考にしてみてください。
■目次:
1.育児でイライラしてしまう原因は?
2.育児のイライラの解消法は?
3.育児にイライラしないコツ
■1.育児でイライラしてしまう原因は?
育児中の親は、何が原因でイライラしてしまうのでしょうか。
首都圏在住の20〜45歳の子どもをもつ既婚男女700名を対象に行なった「育児ストレス」に関する調査では、育児ストレスを感じている親の割合は7割を超える結果になりました。
また、「何にストレスを感じているか」という質問に対して最も多かった答えは、「子どもが言うことを聞かない」だったことから、多くの親が「子どもが言うことを聞かない」ことに対してイライラしてしまっていると言えるでしょう。
■2.育児のイライラの解消法は?
イライラしてしまうことは誰にでもありますが、イライラが溜まりすぎて心身に悪影響を及ぼしたり、イライラが爆発してしまったりすることで、子どもや周りの人間を傷つけてしまうことは避けたいですよね。
イライラしてしまった気持ちを落ち着けるためには、まず一度目の前の問題から離れ、クールダウンすることが有効になります。 簡単にできるクールダウンの方法としては、「深呼吸をする」「目を閉じて数を数える」「窓を開けて風に当たる」などがあります。 クールダウンし、気持ちを落ち着かせることができれば、感情的ではない冷静な対応をすることが可能になるでしょう。
心身ともに健康な状態で育児を行うためには、イライラやストレスを溜め込まないことが大切になります。 もし、育児に関するイライラやストレスを感じてしまったら、その気持ちはそのままにするのではなく、感じた気持ちや問題を家族や友人、地域の子育て支援事業などの他の人と共有していくと良いでしょう。
親と言っても一人の人間です。一人の人間にできることやキャパシティには限界があります。また、人間の子育ては本来集団で行なうものです。 子どもの健やかな成長を実現するためには、他の人と協力・連携しながら子どもと向き合っていくことが何よりも大切になります。
■3.育児にイライラしないコツ
では、育児にイライラしないためには、どのように子どもと関われば良いのでしょうか。
育児にイライラしないためには「子どもの目線で物事を見る」ことが大切になります。 子どもが自立してない内は、親子の関係は上意下達になりやすく、親としても「なぜ言うことを聞かないのか」と思うことがきっかけで、イライラすることが多くなってしまいます。
しかし、どちらが上ということではなく、子どもと対等な目線で話をすることで、子どもの思いや気持ちに気づくことができるようになります。 子どもの思いや気持ちに気づくことができると、「そういう理由だったのか」と納得することができ、親のイライラも防ぐことができます。
子どもの目線で物事を見た上で、親の都合との折り合いをつけた提案や行動ができれば、子どもとの不要な衝突を防ぐことができ、イライラすることも減らすことができるでしょう。
■まとめ:
育児中、子どもに対してイライラしてしまうことは当たり前にあります。大切なのは、そのイライラを自分の中に溜め込まず、発散したり、周りの人と分かち合ったりしながら、集団で子育てをしていくことであると言えるでしょう。
■参考サイト
株式会社オウチーノ 育児ストレスに関する実態調査https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000014097.html
博報堂 「ママのストレスとトキメキ」調査https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2017/09/20170911-1.pdf
厚生労働省科学研究費補助金 健やか次世代育成総合研究事業 「妊産褥婦健康診査の評価および自治体との連携の在り方に関する研究」 「母子の健康改善のための母子保健情報利用活用に関する研究」 https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/sanokou2.pdf
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