自分の子どもが保育園や学校などで「落ち着きがない」と言われると不安になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、もし保育園や学校の先生が「落ち着きがない」という子どもの特性自体に困り感を抱いているのであれば、それは的外れな困り感かもしれません。

このとき課題となっているのは「落ち着きがない」という特性を持っていることではなく、落ち着きがないことに起因して起こってしまう「行動」や「結果」です。

そのため、本来考えるべきことは「課題となる「行動」や「結果」を減らしていくためにはどうすれば良いか」ということであると言えるでしょう。

 

目次:

1.落ち着きがないことは、何かの障害に由来しているのか?

2.落ち着きがない子どもの心理は?

3.落ち着きがない子どもに対する注意の方法

1.落ち着きがないことは、何かの障害に由来しているのか?

ADHD(注意欠陥多動)と呼ばれている発達障害には「落ち着きがない」という特徴が伴うことが多くあります。そのため、落ち着きがないことは障害に由来している場合もあると言えるでしょう。

しかし、落ち着きがないことは先天的な発達障害にのみ由来する訳ではありません。 例えば、多くの子どもが先生の話を聞かない教室の中では、自分も同じように落ち着きがなくなってしまうこともあるでしょう。
 このように、特定の環境で落ち着きがなくなってしまうという場合もあるので、落ち着きがない=何かの障害があると断定してしまうことは望ましくないでしょう。

2.落ち着きがない子どもの心理は?

落ち着きがない子どもは「わざとバタバタと動き回って、大人を困らせてやろう」と考えている訳ではありません。 ADHDなどの発達障害により「落ち着きがない」という特性を持っている子どもはじっとしていることや外部からの刺激がないことにストレスを感じてしまうことがあるのです。

 そのため、落ち着きがない子どもは「落ち着くために落ち着かない行動をしている」と言っても良いでしょう。 落ち着きがない子どもと関わる際には、こうした心理的な背景があることを理解しておくことが大切になります。

3.落ち着きがない子どもに対する注意の方法

前述の通り、落ち着きがない子どもは「落ち着くために落ち着かない行動をしている」と言っても過言ではありません。 そうした子どもに対し「静かに座っていなさい!」などと怒鳴って注意してしまうと、子どもにストレスが溜まり続けてしまったり、子どもが我慢しきれずにいうことを聞かなくなってしまうことがあります。

そのようなことにならないために、落ち着きがない子どもに対しては注意の仕方を工夫する必要があります。 落ち着きがない子どもに対する注意の方法には以下のようなものがあります。
・短く分かりやすく、今するべきことを説明する
・絵や状況を説明するカードなどの視覚情報も活用して今するべきことを説明する
これらの方法で注意や説明をした後、説明したことや注意したことができた場合にはしっかりと褒めたり認めたりすること大切になります。 褒められたという達成感、すなわち成功体験が得られると、子どもは説明されたことや注意されたことを実行しようとする意欲が高まるためです。

まとめ:

落ち着きがない子どもは決して大人を困らせようとしている訳ではありません。 落ち着きがない子どもと関わる時には「落ち着きがない」ことの背景や心理などを見とった上で、どうすれば良いかということを考え、実践することが大切になります。

参考サイト:

LITALICO ADHDとは https://junior.litalico.jp/about/hattatsu/adhd/

ベネッセ 落ち着きのない子どもの原因と接し方 https://benesse.jp/kosodate/201702/20170213-1.html