【受容言語の発達①】音に反応するようにするためには、どうすれば良い?

人間の発達には、一定の順序と規則性があります。こうした順序・規則性を理解した上で、適切な関わりを行い、発達や成長を促していくことが大切です。今回は、受容言語の発達である『音に反応するようにするためには、どうすれば良い?』ということについてまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

 

目次:

1.概要

2.体を触って、声かけをする

3.いろいろな方向から様々な音を与える

 

1.概要

言葉を理解し受け止める力は、音に対する関心や触覚刺激など、様々な体験や感覚を通じて成長します。

具体的には、次のような関わりをすると、言葉を理解し受け止める力の発達を促すことができます。

 

2.体を触って、声かけをする

・毛布などの上に子どもを寝かせ、優しく触れながら軽くコチョコチョやトントンをしながら声かけをする

・マッサージや手足を動かすなどしながら、色々な声かけをし、子どもの反応を誘う

・子どもを優しく抱っこし、ゆらしながら名前を呼んだり、声かけをしたりする

 

3.いろいろな方向から様々な音を与える

・床に子どもを寝かせ、周りに音の出るおもちゃをおく。

・色々な方向から、鈴やガラガラなどを使って、音の刺激を与えたり、楽器や歌、音楽などの多様な種類の音を与える。

 

まとめ:

子どもが楽しめるよう、表情や様子などに配慮しながらこのような関わりを行うことで、音に反応する力を育むことができます。

反応の有無や集中時間の長さなどを捉えながら、音に対して1〜2秒ほど集中することができたら、次のステップに進むと良いでしょう。

 

参考文献:

ムーブメント教育・療法による発達支援ステップガイド(日本文化科学社)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA