人間の発達には、一定の順序と規則性があります。こうした順序・規則性を理解した上で、適切な関わりを行い、発達や成長を促していくことが大切です。今回は、受容言語の発達である『頭を音や光の方に向けるようにするためには、どうすれば良い?』ということについてまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
目次:
1.概要
2.音の出るもの、人の声に注目できるようにする
3.ハンモックなどの揺れに合わせて、声かけをする
1.概要
言葉を理解し受け止める力は、音に対する関心や触覚刺激など、様々な体験や感覚を通じて成長します。
具体的には、次のような関わりをすると、言葉を理解し受け止める力の発達を促すことができます。
2.音の出るもの、人の声に注目できるようにする
・赤ちゃんに対して声かけをし、注目させたり、抱き抱えて顔が向き合うようにしながら名前などを呼びかける
・音や光の出るおもちゃを提示したり、振ったりして注目させる
・子どもを仰向けにして、音の出るおもちゃなどを顔の正面や斜め前の視野に入るところに持っていき、声かけをしながら上下左右におもちゃを振り、音や光を出して注目させる
3.ハンモックなどの揺れに合わせて、声かけをする
・子どもをハンモックや毛布の上に寝かせ、ゆっくりと左右に揺らしながら、揺れに合わせて声かけをしたり、歌ったりする
・ハンモックを動かしたり、止めたりしながら声かけをする
まとめ:
子どもが楽しめるよう、表情や様子などに配慮しながらこのような関わりを行うことで、音に反応する力を育むことができます。
反応の有無や集中時間の長さなどを捉えながら、音也声、光のくる方に頭を動かして見つめることができたら、次のステップに進むと良いでしょう。
参考文献:
ムーブメント教育・療法による発達支援ステップガイド(日本文化科学社)
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