子どもは小学生ごろになってくると、自分でできることが増えてきたり、『自分でやってみたい』という気持ちが強く芽生えたりします。
そのような多感な時期に、親や周りの大人はどのように関われば良いのでしょうか。
今回はそんな小学生のとき(学童期)に大切なことについてまとめました。
目次:
1.子どもが小学生のときに大切なことは?
2.学童期は、成功や失敗を経験することが大切
1.子どもが小学生のときに大切なことは?
学童期は、子どもが『楽しめる環境を整えること』がとても大切になります。
この時期は、子どもの脳の成長にとって重要な時期です。いろいろなことに興味を広げたり、チャレンジしたりする経験の積み重ねにより、自己理解の芽を育てていくことができるようになります。
学習や運動だけでなく、興味をもったことや好きな遊びなどを楽しみながらできる環境を構築することで、子どもは様々な経験を積んでいくことができるようになります。
2.学童期は、成功や失敗を経験することが大切
上述したような能動的なチャレンジが積み重なると、子どもの中で成功体験と失敗体験も積み重なっていきます。
『考えて、分かった!』という経験、『木に引っかかってすりむいてしまった』という経験、『遊びの中で友達と喧嘩してしまったが、謝ることで仲直りできた』という経験など、経験はどれも学びに繋がります。
こうした経験が積み重なると、自分自身への理解、即ち『自己理解』を深められるようになります。
自己理解が深まると、自分のできる部分とできない部分を正しく理解することができるようになります。自分の長所や得意に気づいたり、できないことはどうしたらできるようになるかを考えたりすることで、自分自身で自分の成長を支えていくことができるようになるのです。
命に関わることや安全に関することは、大人が先回りして環境を整えることも大切になるでしょう。ですが、なるべく子どもの興味や関心に沿った環境設定をし、子ども自身がチャレンジできるようにすることで、子どもが自身の自己理解を深めていくことができるでしょう。
また、子どもが問題解決に困っている時には、アドバイスをしてあげることも有効になります。大人がサポートしつつ、自分で問題解決したという経験も、子どもの中での成功体験につながります。
まとめ:
学童期には、楽しみながら様々な経験をすることが大切になります。周りの大人は、そうした経験を通じて、子どもが成功や失敗を重ね、自己理解を深められるよう、環境設定できると良いでしょう。
参考:
子どもの脳の成長段階で『そのとき、いちばん大切なこと』 奥山力
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