『勉強をやらなければいけないのに、やる気が出ない』『やる気の出し方がわからない』という経験、心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
今回は『どうしたら勉強のやる気が出るのか』『中学生、高校生はどのくらい勉強しているのか?』ということについてまとめました。
現在学生の方や勉強中の方、学生のお子さんを育てている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次:
1.勉強のやる気の出し方は?
2.中学生、高校生はどのくらい勉強している?
1.勉強のやる気の出し方は?
勉強のやる気の出し方は、大きく3つあります。
勉強のやる気を出す方法、1つ目は『自分の特性に合った勉強方法を見つける』ことです。
言葉による説明がわかりやすい人、視覚情報があるとわかりやすい人、情報の処理速度が早い人・遅い人など、人によって得意なことや苦手なことは違います。また、物事の『なぜ』ということが気になる人や、周りに物がない方が集中できるという人もいます。
このように、どのようなことが得意・苦手で、どのような勉強の仕方や環境を好むかは、人によって違います。
そのため、自分の特性に合った勉強方法や環境を見つけることができると、勉強のやる気を実感することが、できるかもしれません。
勉強のやる気を出す方法、2つ目は『1段1段勉強する』ことです。
勉強や課題は、難しすぎるとやる気を無くしてしまいます。そのため、いきなり難しい内容を勉強しようとするのではなく、自分に合った勉強を1段1段こなしていくと『分かった』という達成感を感じたり、成長を実感したりすることができるでしょう。
『どこから勉強したら良いか分からない、自分がどの程度理解しているか分からない』という人は、思い切って小学校段階から振り返ってみるのも良いでしょう。そこから1段ずつ確認していくと『この部分、自分はよく分かっていなかった』と感じるところがあるかもしれません。
勉強のやる気を出す方法、3つ目は『楽しく、ユーモアがある先生に教えてもらう』ことです。
学習時におけるユーモアの研究では『教師のユーモアが生徒の興味や関心を惹きつけたり、集中を持続させたりする』ことが明らかになっています。
このことを学生目線で言うと『ユーモアのある面白い先生の授業を受けると、楽しく学習したり、集中して勉強したりできる』ということになります。
自分での勉強の管理が難しい場合は、面白い塾の先生や家庭教師などを見つけると良いでしょう。
2.中学生、高校生はどのくらい勉強している?
2022年にNHKが全国の中学生・高校生を対象に行った調査では、次のことが明らかになりました。
・中学生が家や学習塾など、学校以外で勉強している時間は『1時間くらい』が最も多く(28.7%)ついで『2時間くらい』が多い(24.0%)。
・高校生が家や学習塾など、学校以外で勉強している時間は『ほとんど勉強しない』が最も多く(30.6%)ついで『1時間くらい』が多い(23.9%)
通っている高校や個人により差はあると思いますが、全国的には、高校生よりも中学生の方が勉強しているという結果になりました。
まとめ:
勉強は自分に合った段階や、やり方でないとやる気を出したり続けたりすることが難しくなります。
自分に合ったスモールステップを構築したり、楽しく勉強を教えてくれる先生を見つけたりすると、勉強のやる気を出していくことができるでしょう。
参考:
WISC-4の分析と活用
http://www.ed.niigata-u.ac.jp/~nagasawa/WISC-Ⅳ.pdf
教員の指導行動に参考となる海外の教育分野におけるユーモアに関する研究の展望
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jacmp/6/1/6_73/_pdf/-char/ja
NHK 中学生・高校生の生活と意識調査2022 単純集計結果
https://www.nhk.or.jp/bunken/research/yoron/pdf/20221216_1.pdf
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