みなさんは子どもの頃を振り返って、親からどのような関わりを受けてきたでしょうか。また、今子どもを育てているという人は、子どもにどのような関わりをしているでしょうか。今回は子どもに影響を与える親の行動を三つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次:
1.養育スタイル
2.暴言や罵倒
3.過程への価値づけ
1.養育スタイル
子どもに影響を与える親の行動の一つ目は、養育スタイルです。養育スタイルとは、どのように養育つまり子育てを行うか、ということのスタイルを分類化したものです。
心理学者のバウムリンド氏は、親の養育スタイルを次の四つに分類しています。
1.民主型
民主型は、子どもと親がお互いの意見を尊重し合ったり、話し合ったりしながら養育していくスタイルです。このスタイルで育った子どもは、自尊心社会性共に高くなるとされています。
2.独裁型(管理型)
独裁型は、親が子どもの行動や感情をコントロールしようとする傾向が強い養育スタイルです。このスタイルで育った子どもは、相手の要求に過敏になるため社会性は高くなりますが、自尊心は低くなる傾向にあるとされています。
3.受身型(甘やかし型)
受身型は、親が子どもの気持ちや行動を許容する傾向が強い養育スタイルです。このスタイルで育った子どもは、相手の状況や感情などに無関心になりやすく社会性が低くなる反面、自尊心は高くなる傾向にあるとされています。
4.無関心型
無関心型は、親が子どもに対して関心を示さない養育スタイルです。このスタイルで育った子どもは、社会性自尊心共に低く、発達的にも最も低くなる傾向にあるとされています。
このように、親の養育スタイルによって、子どもの自尊心や社会性は、大きく変化するとされています。
2.暴言や罵倒
子どもに影響を与える親の行動の二つ目は、暴言や罵倒です。
脳科学者の友田明美氏は、暴言や罵倒を受けて育った子どもは、脳にどのような影響が出るのか、ということについて調べました。その結果、暴言や罵倒を受けて育った子どもは、暴言や罵倒を受けていなかった子どもに比べて、脳の聴覚野の容積が増大していたことがわかりました。
適切な機能の厳選が行われず、不必要に聴覚野の容積が増加してしまうと、脳代謝に余計な負荷がかかるようになり、スムーズに聞き取りや会話を行うことが難しくなってしまいます。
また、存在を否定される言葉や罵られる言葉を受け続けることにより「自分はダメなんだ」や「どうせできない」と言う思いを強めていき、主体的に行動することが難しくなったり、自己肯定感が低くなったりしてしまうこともあります。
そのため親の暴言や罵倒は、子どもに大きな影響を与えるといえるでしょう。
3.過程への価値づけ
子どもに影響を与える親の行動の三つ目は、過程への価値づけです。
コロンビア大学のミュラー博士は研究を通して、養育者が能力や結果ではなく、努力や取り組みの過程を褒めることで、褒められた子どものメタ認知力や忍耐力、自制心などが高まることを明らかにしました。
これらは非認知能力と呼ばれるものであり、非認知能力が向上することにより。学力も向上することがペンシルベニア大学の研究で明らかになっています。
つまり努力の過程を褒めることで、子どもの諦めない心や学力を高めていくことができると言えるでしょう。
まとめ:
以上の三つが、子どもに影響を与える親の行動になります。親は子どもにとって最大の教育環境です。現在子育て中の方やこれから子育てを控えているという方は、ぜひこの動画を参考にしてみてください。
また自分が子どもだったころを振り返ってみると、自分のことをより理解するきっかけになるかもしれません。
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