子どもも、大人と同じように人間関係に悩むことがあります。

子ども同士のことだからと放っておくと、子どもの中にフラストレーションやストレスが溜まり、不登校や精神的に不安定になる原因になってしまうこともあります。

今回はそんな人間関係についてまとめてみました。

子どもがいる方や子どもと関わっているはぜひ参考にしてみてください。

 

目次:

1. 子どもが学校で感じる、人間関係の悩みとは?

2. 人間関係がうまくいかない原因は

3.難しい人間関係を改善させるコツ




1.子どもが学校で感じる、人間関係の悩みとは?

 

子どもが学校で感じる人間関係の悩みは、大きく3つあります。

1つ目は先生に対する悩みです。

栃木県総合教育センターが行なった「集団における望ましい人間関係づくり に関する調査研究報告書」によると、小学校2年生から高校1年生にかけて「先生は私の気持ちを考えて話を聞いてくれない」と思っている児童生徒がいることが分かりました。また、このように思っている児童生徒の割合は、学年が上がるに連れて増えることも分かりました。

先生が子どもに寄り添い聞いているつもりでも、複雑な心を理解し、子どもが本当に望むように話を聞くことは、難しいことであると言えるでしょう。

 

2つ目は家の人に対する悩みです。

前述の調査によると、小学校2年生から高校1年生にかけて「悩みを家の人に話さない」と答えた児童生徒がいることが分かりました。また「悩みを家の人に話さなくなる割合」も「先生に対する悩み」と同じように、学年が上がるにつれて増えることが分かりました。

悩みがあっても親を悲しませる、ガッカリされる、怒られるといった理由で相談できない・話さないという子どもも多いようです。

 

3つ目は友達に対する悩みです。

前述の調査では小学校2年生から高校1年生にかけて「学級の友達が自分の発言を聞いてくれない」と感じている児童生徒がいることが分かりました。また「友達に対する悩み」も、他の2つの悩み同様、学年が上がるに連れて増えることが分かりました。

身体の成長と共に分泌されるホルモンバランスなどの関係から心が複雑になり、人間関係のすれ違いが起こりやすくなってしまうようです。

 

 

これらの「子どもが学校で感じる人間関係の悩み」を深刻化させないためには、年齢を問わず子どもを日々観察し、変化に気づくことが大切になるでしょう。

 

2.人間関係がうまくいかない原因は

 

人間関係がうまくいかない時は「自分もしくは相手がO Kではない状態」になってしまっていることが多いです。

「O Kではない状態」とは「自分が無理をして我慢をしている」か「相手に無理をさせている、もしくは相手に自分の意見や考え無理強いしてしまっている」という状態を意味します。

例えば「自分は本当は嫌なのに、周りに合わせなければならないと思っている」や「友達に自分の要求ばかり提示してしまい、嫌気がさした友達が離れていってしまう」などが「自分もしくは相手がO Kではない状態」に当たります。

このように「自分もしくは相手がOKではない状態」が増えてしまうと「人間関係がうまくいかない」と感じてしまうことも増えてしまうでしょう。

 

3.難しい人間関係を改善させるコツ

 

前述の通り、人間関係がうまくいかない時は「自分もしくは相手がOKでない状態」になってしまっていることが多いです。

そのため、人間関係を改善させるためには「双方OK」になる必要があります。

「双方O K」になるためには、自分がOKになるためにはどうしたら良いかということを考え、その上で、相手もOKになるためにはどうしたら良いかということを考えると良いでしょう。

※この時、下のようなベン図を使うと思考が整理しやすくなります。

しかし、いくら相手のことを考えたとはいえ、相手が確実にOKになるとは限りません。

傘をさすことはできても雨は止められないように、自分の気持ちや考えはコントロールできても、相手の気持ちや考えは基本的にコントロールすることができません。

そのため、自分がOKになるという課題と相手にO Kと思ってもらうという課題は分けて考えることが大切になります。

このように、人間関係を改善させるためには、自分と相手の意見を尊重し「双方OK」になることが大切になります。

 

まとめ:

学校は、さまざまな環境で育った子どもが集まる場です。そのような場では多様な人間関係の摩擦が生まれます。

冒頭でも記載した通り、子どもの問題だからと軽視せず、子どもが人間関係に悩んでいたり困っていたりしていた際には、周りの大人が適切にサポートすることが大切になるでしょう。

また、大人同士が連携することもとても大切になります。学校と家庭が協力し合い、子どもの成長を共に支えていくことができると、子どもが安心して学校生活に向かうことができるようになるでしょう。

※こちらの記事もぜひご覧ください。

育児の相談は誰にする?誰にも相談できない時は、どうすれば良い?

参考:

栃木県総合教育センター

https://www.tochigi-edu.ed.jp/center/cyosa/cyosakenkyu/interpersonal_relationship/index.htm

日本交流分析学会

エリック・バーンの交流分析