「いくら勉強しても成績が良くならない」「どのように学習したら良いかわからない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にお勧めしたいのが、「想起」と「再言語化」を使った学習方法です。現在、科学的に最も効果があるとされている学習方法がこの2つになります。
「想起」とは思い出すことです。 脳は「あれってなんだっけ〜」と思い出そうとするたびに、ニューロンが組み替わり学習に適した状態に変化していきます。
「思い出せない〜!なんだっけ〜」と考えている時「思い出したくてしょうがない、思い出せないことが気持ち悪い」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
このように想起することで、脳が活発に動き学習が定着しやすくなるのです。
「再言語化」とは、自分の言葉で言い換えることです。
理解したこと、インプットしたことを自分の言葉でアウトプットする作業が再言語化になります。 再言語化するためには、自分でその内容を深く理解する必要があります。
例えば、私たちは感覚的にかけ算を理解していますが、それを初めてかけ算に出会う小学校2年生の子どもに教えるとなると「分かりやすく理解できるための教え方」を工夫しなければならないでしょう。
このように、再言語化するためにはより深い理解が必要になります。
この「深い理解が必要になる」という状況が生まれることで、学習したことが一層定着します。
学校や家庭で子どもに学習を定着させたい時にも、この方法は有効です。
しかし「効率が良い学習方法」というだけで「どのように意欲を持たせるか?」ということについては工夫やコミュニケーションが必要になります。
例えば「説明する必然性」を生むことで再言語化を測ったり、クイズ形式にして楽しみながら「想起」したりすると、学習効果を高めることができます。
学習者が意欲を持ちながら「想起」「再言語化」できると、効果的な学習が実現できるでしょう。
参考:最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法
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