「子どもに指示を出してもなかなか伝わらない」「子どもが言うことを聞かない」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そんな方におすすめしたいのが、一回一指示です。一回一指示を実践することで、子どもに指示を通しやすくなります。
逆に、一回に多くの指示を与えると、混乱させてしまったり、お互いのイライラの原因になってしまったりします。
 例えば、子どもが家に帰ってきた時親が「まず手を洗いなさい!その後すぐプリント出して宿題!」と言ったとしましょう。この時、指示は3つ出されています。
・手を洗うこと
・プリントを出すこと
・宿題をすること です。
この指示を出された子どもは、一つ一つの指示をこなしながら、次の指示を記憶し続ける必要があります。
 一つの指示をこなすのに1分かかったとしても、3分間、指示をこなすこと次の指示を記憶し続けることを同時進行する必要があります。
 運転に例えるなら、次の角を左に行ったら直ぐ右に曲がる、そしたら2つ先の交差点を左と言われているようなものです。
 指示をこなすことと、次の指示を記憶しつづけることを並行して行うことは、脳に負担のかかる作業です。
そのため、覚えていられないこなしきれないといった事態が起こりやすくなってしまいます。 覚えていられない、こなしきれないという事態が起こると「なんでまだプリント出してないのー!」と言った不毛な言い争いに発展してしまうこともあるでしょう。
   そこで、一回一指示の出番です。先程の「まず手を洗いなさい!その後すぐプリント出して宿題!」の指示を「手を洗っておいで」だけにしたとしましょう。
すると、手を洗うということだけに集中できます。 運転で例えるなら、次の角を右に曲がってと言われただけですね。
 この一回一指示を繰り返すことで、一つ一つの指示を通し易くなります。また、指示が通った際に一回一回頷いたり、笑顔を見せたりする等の肯定的な反応をすることで、さらに指示が通りやすくなるでしょう。
 「子どもに指示を出してもなかなか伝わらない」「子どもが言うことを聞かない」とお悩みの方はぜひ試してみてください。