パートナーとの交際と言ってもその形は様々です。お互いを信頼しているカップルもいれば、片方が片方を支配しているような関係性のカップルもいるでしょう。そうしたカップルの間では、デートDVが起こっているかもしれません。今回はそんなデートDVについてまとめました。
■目次:
1.デートDVとは?
2.デートDVの具体例
3.デートDVを防ぐための方法は?
1.デートDVとは?
内閣府の男女共同参画局では『交際相手からの暴力』をデートDVと位置付けています。
暴力というと殴る・蹴るといったことをイメージするかもしれませんが、そうした『身体的な暴力』だけでなく『精神的な暴力』や『経済的な暴力』、『性的な暴力』なども『交際相手からの暴力』に含まれます。
交際相手からこうした暴力を受け、心や身体の安全を脅かされてしまっている人は、デートDVを受けているかもしれません。
2.デートDVの具体例
前述の通り『交際相手からの暴力』には『身体的な暴力』だけでなく『精神的な暴力』や『経済的な暴力』、『性的な暴力』などがあります。
それぞれの具体例には次のようなものがあります。
身体的な暴力
・殴る、叩く、蹴る
・腕を掴む、ひねる
・髪を引っ張る、物を投げつける
・刃物を突きつける
など
精神的な暴力
・大声で怒鳴る、バカにする
・交友関係を制限する
・無視をする
・行動を監視、制限する
・メールをチェックする
など
経済的な暴力
・デート費用を全く払わない
・借りたお金を返さない
・外で働かせない、仕事をやめさせる
・生活費を渡さない
・貯金を勝手に使う
など
性的な暴力
・性行為を強要する
・避妊に協力しない
・見たくないポルノビデオ等を見せる
・嫌がっているのに裸を撮影する
・中絶を強要する
など
3.デートDVを防ぐための方法は?
男女共同参画局では、上述した具体例は『全て暴力である』と位置付けています。
しかし『好きだから』『嫌われたくないから』という気持ちが先立って、自分では暴力と気づけないこともあります。また、暴力に巻き込まれると、逃げる機会や気力を奪われてしまい、暴力のサイクルから抜け出せなくなってしまうこともあります。
そうしたことを防ぐため、前述した『暴力の一覧』をこまめにチェックし『自分が交際相手から、該当する行為をされていないか?』ということを確認すると良いでしょう。
また自分で考える・解決することが難しい時には、一緒に考えてくれる専門の相談窓口があります。
プライバシーは守られるので、安心してご相談ください。⇨DV相談ナビ ♯8008
(その他相談窓口は配偶者からの暴力被害者支援情報サイト(内閣府)へ)
■まとめ:
好きな人と一緒にいるはずなのに「怖い」「つらい」と思ったり、 逆に「嫌われたくない」「自分が悪い」と思って我慢したりするとパートナーといることが辛くなってしまうでしょう。
デートDVを感じた時には、パートナーと別れることも視野に入れながら、直ぐに対応していくことを強くお勧めします。男女共同参画局では、安心できる関係づくりのためのページもあるので、そちらもぜひ参考にしてみてください。
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