こんな基準で会社や仕事を選んではいけない!ダメな仕事の選び方4選

『将来どんな仕事に就くか』や『どんな会社で働くべきか』ということについて、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は『こんな基準で会社や仕事を選んではいけない』というタイトルで、仕事の選び方についてまとめました。将来の仕事に悩んでいる方や転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次:

1.『好きなことだから』という理由だけで仕事にしてはいけない

2.『お金』だけを判断基準にしてはいけない

3.『伸びる業界かどうか』を判断基準にしてはいけない

4.『楽かどうか』を判断基準にしてはいけない

 

1.『好きなことだから』という理由だけで仕事にしてはいけない

好きなことを仕事にしてはいけないの!?と驚かれた方も多いのではないでしょうか。

私も『好きなことだからこそ、仕事にするべきでは?』と考えていたので、このことを知った時は驚きました。ですが『好きなことだから』という理由だけで仕事を選んでしまうと、仕事が長続きしないことが多くなってしまいます。

その理由は『好きなこと』であるが故に、高い理想や期待がある状態で仕事を始めてしまうからです。

自分の理想は、自分の頭の中にのみ存在するものです。それが現実の仕事・会社と向き合った時に、理想と現実とのギャップに耐えられなくなってしまうことがあります。こうしたギャップを強く感じていくと、不満が募り、結局仕事を辞めてしまうというパターンが多くなってしまうのです。

まさに私もこの話ドンピシャで、大学卒業時に仕事への理想や期待が高かった分、現実の仕事環境とのギャップに苦しみ、一度仕事を辞めてしまいました。

そのため、今思うと『好きなことだから、という理由だけで仕事を選んではいけない』ということには、大いに納得でいます。

もし、どうしても『好きなことを仕事にしたい』という場合には、自分の理想を持ちながらも、事前に職場環境や仕事の内容、仕事の裏側や細部までしっかりと理解した上で『仕事の中で成長していく』という考え方を持つことが大切になるでしょう。

私も最初の仕事を辞めた数年後、結局同じ業界に戻りましたが、今では『自分の理想や期待を持ちながらも、現実にある仕事内容や環境と向き合い、成長していくことが大切だ』と感じています。

 

2.『お金』だけを判断基準にしてはいけない

 

突然ですが、こちらのグラフをご覧ください。

これは、年収と幸福度の関係を表したものです。

年収400〜500万円ほどまでは年収が上がるに連れて幸福度も上がっていますが、

年収400〜500万円から年収700万円までの幸福度のアップは非常に緩やかになっており、年収750万円以上になると、それからどれだけ年収が上がっても幸福度はほぼ変わらないという結果になっています。

『イヤイヤ収入は多い方が絶対幸福でしょ!年収500万円より年収1億円ある方が幸せでしょ絶対!』と思う方も多いでしょう。私もその一人です。

ですが、科学的には『そうではない』と証明されています。確かに、野球の1億円プレーヤーが年収500万円の人の20倍幸せか?と言われると、どうかな・・と思います。

一定の額までは、お金は幸福度と関係があります。しかし、一定額を超えるとお金と幸福度の関係は無くなってしまうので、『お金だけ』を仕事の判断基準にすることは早計であると言えるでしょう。

 

3.『伸びる業界かどうか』を判断基準にしてはいけない

アメリカのペンシルバニア大学は1984年〜2003年まで、20年近くにわたり著名な学者や評論家を集め『3〜5年後、どの業界が伸びるか?』という経済予測を行なっていました。

その結果、制度はほぼ50%という結果になりました。50%ということは、伸びるが半分伸びないが半分ということなので、学者や評論家であっても『経済予測をすることは不可能』だということが証明されました。

実際に、コロナウイルスが流行り、世界中の経済が停滞するなんて、誰も予想できていなかったでしょう。

そのため、誰かが言っていたとしても、自分が予想したとしても、『伸びる業界かどうか?』ということは推測に過ぎないので、仕事選びの判断基準にはしない方が良いでしょう。

 

4.『楽かどうか』を判断基準にしてはいけない

上の画像は、心理学者のチクセント・ミハイが提唱したフロー理論を図にしたものです。

人間は、自分の能力に対して課題が楽すぎると無気力になったり、成長が感じられずに投げやりになったりしてしまいます。

もうかけ算の計算までできるのに、1桁の足し算の練習ばかりしていては、退屈になってしまいますよね。

これは仕事にも言えることで『楽そうだから』という理由で仕事を選んでしまうと、自分に成長が感じられず、退屈になってしまって結局仕事が続かなくなってしまいます。

そのため、『楽かどうか』という基準では、仕事を選ばない方が良いでしょう。

 

まとめ

仕事は自分の人生やライフスタイルに大きく関わるものです。だからこそ、安易な理由で選ぶのではなく、正しい基準で判断することが大切になります。今回は『ダメな仕事の選び方』についてまとめましたが『正しい仕事の選び方』についてもまとめておりますので、よろしければそちらもご覧ください。

参考:

科学的な適職 鈴木祐

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